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8. おまけ その3 - 放送いろいろ


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8. おまけ その3 - 放送いろいろ

8. おまけ その3 - 放送いろいろ
放送そのものについての研究も面白そうですのでやってみることにしました。
仙台の地下鉄の放送には様々なタイプがありますが、ここでは接近放送と到着、発車放送について考えてみます。
ただし、放送録音技術を持っておりませんので、音質についてはご容赦下さい。

(1) 接近放送編
接近放送とは、列車がホームに入るにあたり、ホームで待つ客に注意喚起する目的で流れています。ただし、どういう仕組みで鳴らしているのか、駅により流れてから列車が入るまでの時間がまちまちである気もします。
余談ながら、これはJR線は然る事ながら、関東の民鉄よりも流れてから来るまでの時間が短く、本当の意味で注意喚起がなされている気さえします。
さて、基本文系は下記の通りです。
[番線][行先]が到着します。危険ですから、白線の内側までお下がり下さい。

[番線]に該当する要素 : 「1番線」「2番線」
[行先]に該当する要素 : 「富沢行き電車」「泉中央行き電車」「回送電車」

[例1] 1番線に富沢行き電車が到着します。危険ですから、白線の内側までお下がり下さい。
[♪Play] 135KB/0m09s 八乙女駅にて収録
[例2] 2番線に富沢行き電車が到着します。危険ですから、白線の内側までお下がり下さい。
[♪Play] 135KB/0m09s 泉中央駅にて収録
[例3] 2番線に泉中央行き電車が到着します。危険ですから、白線の内側までお下がり下さい。
[♪Play] 147KB/0m11s 八乙女駅にて収録
[例4] 1番線に回送電車が到着します。危険ですから、白線の内側までお下がり下さい。
[♪Play] 131KB/0m09s 富沢駅にて収録

※ なお、全線に渡り1番線は富沢行き、2番線は泉中央行きのホームとして統一されています。ただし、泉中央駅では両ホームを使い折り返す上、接近放送が折り返した後の行先となるため、「2番線に富沢行き電車が〜」の放送も流れます。

ところで、これは基本文系でしたが、ダイヤ混乱時には若干異なる言い回しの放送になります。
1番線富沢行き電車が、2番線泉中央行き電車が参ります。危険ですから、白線の内側までお下がり下さい。

※ 読み上げ順は、これの固定です。
※ 流れる条件ですが、同時到着になる可能性があり、なおかつダイヤが乱れていて停止目標より前で停止する可能性がある場合となるみたいです。

遅延対策の放送は全国的にも数多く存在しますが、“到着します”と“参ります”を使い分けている例はそう多くはないでしょう。

(2) 到着放送・発車放送編
到着放送とは、列車が到着した際に流れる案内放送です。
発車放送とは、列車が発車する際、行先案内とドアを閉める前の注意喚起を兼ね備えた放送といえます。
到着放送の基本文系は下記の通りです。
[駅名][駅名][駅案内]

[駅名]に該当する要素 : 「仙台」「泉中央」「富沢」
[案内]に該当する要素 : 「JR線は乗換えです。」「終点です。」「終点です。1番線の電車は、回送電車です。ご乗車にならないよう願います。」

[例1] 泉中央、泉中央、終点です。
[♪Play] 83.1KB/0m05s 泉中央駅にて収録
[例2] 富沢、富沢、終点です。1番線の電車は、回送電車です。ご乗車にならないよう願います。
[♪Play] 171KB/0m13s 富沢駅にて収録
[例3] 仙台、仙台、JR線は乗換えです。
[♪Play] 83.1KB/0m06s 仙台駅にて収録

※ 組み合わせは富沢の場合は乗車できない旨、仙台の場合はJR線乗換え、泉中央の場合は終点の旨を伝える場合のみで、他の組み合わせはありません。
※ 仙台駅の場合、列車遅延時は省略されることがあります。
※ 泉中央駅で到着後すぐに反対ホームから発車する場合は、この到着放送に続け発車放送、そして再び到着放送が流れ、結果的に2度流れることになります。

発車放送の基本文系は下記の通りです。
[番線]から[行先]電車が発車します。[補助](ベル)

[番線]に該当する要素 : 「1番線」「2番線」
[行先]に該当する要素 : 「富沢行き」「泉中央行き」「(省略)」
[補助]に該当する要素 : 「ドアが閉まります。ご注意ください。」

[例1] 1番線から富沢行き電車が発車します。
[♪Play] 123KB/0m09s 八乙女駅にて収録
[例2] 2番線から泉中央行き電車が発車します。
[♪Play] 131KB/0m09s 八乙女駅にて収録
[例3] 1番線から電車が発車します。
[♪Play] 103KB/0m08s 八乙女駅にて収録
[例4] 2番線から電車が発車します。
[♪Play] 107KB/0m08s 八乙女駅にて収録
[例5] 1番線から富沢行き電車が発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。
[♪Play] 163KB/0m12s 泉中央駅にて収録
[例6] 2番線から富沢行き電車が発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。
[♪Play] 175KB/0m13s 泉中央駅にて収録
[例7] 2番線から泉中央行き電車が発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。
[♪Play] 175KB/0m13s 富沢駅にて収録

※ 行先を省略する場合は、列車遅延時に限ります。ただし、仙台、勾当台公園などの駅では遅延時でも行先を読み上げます。
ベルの長さは駅によって異なるのか、時間帯によって異なるのか存じませんが、長い場合と短い場合があります。ただし、音色は全駅で同じになっています。
補助となるドア喚起放送は、富沢、仙台、泉中央の3駅のみで流れます。
同時発車時は言い回しが変わります。
[例8] 1番線2番線の電車が、発車します。
基本的に秒単位で同時発車とならない限り流れないみたいですが、一部の駅ではダイヤが日常的に同時発車となっているため、比較的容易に聴くことができます。
ただし、放送系統が複数用意されている仙台駅などでは混線放送になってしまう模様です。

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